ペットフードのビタミンCについて。高い抗酸化作用を持つが熱に弱いので調理法と食材選びが大切

ビタミンCとは

ビタミンCは化学名がアスコルビン酸と言われます。水溶性ビタミンのひとつで皆さんも多く耳にするビタミンかと思います。

オレンジ、ミカンなどに含まれていて、最初もオレンジ果汁から発見されました。

ビタミンCの抗酸化作用

ビタミンCは抗酸化作用が注目されている効果のひとつで犬猫の体内で酸化を防ぐ働きがあり、酸化を促すフリーラジカルの毒性を弱める働きがあります。

その際にビタミンC自体が弱いフリーラジカルになってしまいますが、他のビタミンCなどによって還元型抗酸化物質に再生されることもわかっています。ビタミンCは強力な抗酸化作用のあるビタミンEの再生も可能にします。

ビタミンEは細胞膜を酸化から真持つために重要な働きをするため、ビタミンEの再生は大変重要で、再生に関与するビタミンCはとても重要といえます。

コラーゲンの生成

ビタミンCが不足するとコラーゲンが生成されず、血管が弱くなってしまって出血する壊血病を起こします。

日やけ防止効果などの抵抗力を高める

皮膚のメラニン色素生成を抑えたり、風邪などに対する抵抗力を高めます。

スギさん
スギさん

風邪引いたときビタミン取りなさいっていうのはそういうことだったんですね!

ペットフードにビタミンCは添加する?

犬も猫も体内で合成することが可能です。とはいえ与える必要はないということではありません。

ほとんどのペットフードには十分含まれていますが、毎日食べる総合栄養食などには添加しているものもあります。

ビタミンCは熱に弱いため、それを計算して添加している場合もあります。

過剰症もありませんので、多い分には問題ないかと思います。

ビタミンC添加物は匂いはなく、酸味があります。ただビタミンは添加したとしても非常に微量なので味に影響はありません。

スギさん
スギさん

思い描くビタミンのイメージそのものですね!

ビタミンCが豊富な食材

食材含有量(mg)
赤ピーマン170
めキャベツ160
ブロッコリー140
とうがらし果実生120
なずな110
かぶの葉82
カリフラワー81
ケール81
青ピーマン76
じゃがいも28
さつまいも25

参考:食品成分表2022

ペットフードに使いやすいビタミンCが豊富な食材

キャットフードやドッグフードを製造する際にビタミンC添加に向いている食材はじゃがいもです。

ビタミンCは熱に弱く、熱を加えるペットフードはビタミンCが壊れやすい調理法であると言えます。

しかしじゃがいもはデンプンを豊富に含んでおり、そのデンプンがビタミンCを守っているため、熱しても壊れにくいという特性があります。

この特性を生かしてドライフードではよくじゃがいもが使われています。カリフラワーやレンコンもデンプンに守られた状態のため壊れにくい特徴があります。

ピーマンやパプリカも壊れにくいと言われていますが、その味からもなかなかペットフードには使用できません。

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スギさん

新婚さんで妊娠中。子どもができたことをきっかけに家族の健康について考え、10歳を超えた愛犬愛猫の健康も考えるようになった。現在犬猫の食事について勉強中!

エノおじさん

10匹以上の猫を飼っているお酒が好きな元気なおじさん。大量のキャットフードを購入することもあり、安価でありながら安全なキャットフードを探している。
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